お寺の歴史
室町時代から続く古刹~長い歴史のお寺
当山は、山号を「法立山」、寺号を「常福寺」と称し、室町時代の永正8(1511)年8月、浄徳院日立上人により浅草新鳥越の地に創建されました。
その後、江戸幕府の宗教政策により、同吉野町(現在の台東区今戸)に移転し、地元の庶民的な寺院として親しまれました。
しかし、大正12年9月の関東大震災により、本堂や寺宝が全焼するという大惨事に見舞われました。
檀信徒の尽力により、以後約5年間もの年月を費やし、昭和3年3月、世田谷区北烏山に見事に移転・再建され、現在に至っています。
現在の本堂は、昭和50年7月に落慶。庫裡・外構は平成18年末に整備されています。
令和の今日に至るまで、創建から500年以上もの歴史がある寺院です。
烏山寺町について
北烏山は寺町~多くのお寺が集まっています
常福寺のある世田谷区北烏山地域は「寺町」と呼ばれ、東京の大都会ではたいへん珍しく、26もの寺院が集まっております。
諸宗派の寺院が見渡す限り立ち並んでいることから、東京の「小京都」とも呼ばれています。
大正時代の関東大震災後において、当時の都市計画により、都内各所から北烏山地域に寺院が移転・再建されており、元々地元には1ヶ寺もありませんでした。
常福寺の宗旨
宗派:顕本法華宗(けんぽんほっけしゅう)
本山:総本山 妙満寺(京都市左京区)
御本尊:宗祖奠定の大曼荼羅
経典:妙法蓮華経
御書:宗祖日蓮大聖人がお書きになられた御書(開目抄・観心本尊抄・立正安国論等)