令和2年4月

2020年4月4日

日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱えしが
二人三人百人と次第に唱え伝うるなり
諸法実相抄

この御書は文永10年(一二七三)5月10日、日蓮大聖人が52歳の時に佐渡にて最蓮房に送られたものです。
最蓮房は大聖人と同時期に佐渡に流されていた天台宗の僧侶で、大聖人のみ教えに触れ弟子になったといわれています。

内容は、法華経方便品第二に「説かれている「諸法実相」について最蓮房が質問したことへのお返事です。
またこの書の中で大聖人は弟子門下としての信心のあり方を示され、地涌の菩薩の再誕であると確信された大聖人と同じ心を持つ、すなわち立正安国を願い妙法弘通に励んでいく人も地涌の菩薩の眷属(従者)であり、その実践に励んでいくならば、広宣流布は大地を的として矢を放つかのように確かであると断言されています。

末法の世において初めは大聖人しかお唱えにならなかったお題目が時を重ねるごとに、多くの人々によって伝えられ広がっていく様は、法華経従地涌出品第十五に説かれている大地より多くの菩薩が湧き出でて法華経を弘めようとする様のようである、と大聖人はこの御書に記されています。

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